長田在宅クリニック 甲府市,西下条町,在宅医療,終末期ケア 内科,外科,消化器内科,呼吸器内科,神経内科

 

院長挨拶

私は、外科医として16年間、主に癌患者さんを中心に手術や、抗がん剤治療をしてきました。その中で、手術により治った患者さんもいましたが、非常に進行していたり、再発した患者さんにも多く出会いました。そのような患者さんと接するにつれ、手術や抗がん剤治療のアプローチからだけではなく、もっと全人的に接してみたいと思うようになりました。緩和医療の方法を学び、治癒の見込みのない患者さんでも、生きる希望を持ちながら、その人らしく生きるために、苦痛の緩和等の支持療法も行ってきました。そのような患者さんと接していると、多くの患者さんが自宅で過ごしたいと願っているのにも関わらず、「家族に迷惑をかけるのでは?」、「自宅で体調が悪くなったら心配だ」等の理由で、自宅に戻る見込みなく、病院で亡くなって行く姿を見てきました。その一つの原因は、在宅で看取ることが出来る医療施設がなかったことも一つの理由でした。  そこで、私はより多くの人々が、最期まで自分や家族が希望する場所で療養できることを支える医療を行いたいと考えるようになりました。それが、今回始める長田在宅クリニックです。がん患者さんだけでなく、高齢や様々な病気で思い通りにならない患者さんとそのご家族の方もたくさんいます。一人でも多くの人々が、自分の希望する場所で過ごせる社会を、この私達の父祖の地で行うことが、私の夢でもあり、私に課せられた使命であります。

全ての人が、「その人らしく生きる」ことが出来ますように、皆様と共に目指して行きます。

長田 忠大(おさだ ただひろ)

 

略歴

  • 平成5年北海道大学医学部入学
  • 平成11年北海道大学医学部付属病院(北海道大学医学部第一外科)
  • 平成12年札幌厚生病院外科
  • 平成13年市立札幌病院救命救急センター
  • 平成14年札幌社会保険総合病院(現JHCO北辰病院)外科
  • 平成15年北海道大学医学部付属病院
  • 平成19年士別市立病院外科
  • 平成21年網走厚生病院外科
  • 平成25年甲府共立病院外科

所属学会

日本外科学会(認定医、専門医)、日本消化器外科学会、日本臨床外科学会、日本内視鏡外科学会、日本消化器病学会、日本癌治療学会、日本乳がん学会、日本大腸肛門病学会、日本胃がん学会、日本救急学会、日本緩和医療学会(緩和ケア講習会指導者講習終了)、日本在宅医学会、日本在宅医療学会、日本プライマリケア連合学会(認定医)、日本死の臨床研究会等

得意分野

外科領域として、特に乳がん、胃がん、大腸がんの手術及び化学療法等
内視鏡外科として、腹腔鏡手術(鼠径ヘルニア、胆嚢摘出術、胃切除、大腸切除等)
緩和医療分野として、身体症状の緩和(特に薬物療法)、終末期ケア等