ご利用可能な方々
1. 訪問診療の適応について
「在宅で療養していて、疾病傷病のために通院が困難な患者」が対象になります。重症度や、ADL（日常生活動作）、要介護度の基準はなく、主治医が判断します。
訪問診療が対象になる居住場所
・自宅
・特別養護老人ホーム（末期の悪性腫瘍の患者等）
・養護老人ホーム
・軽費老人ホーム
・有料老人ホーム
・サービス付き高齢者向け住宅
・特定施設・地域密着型特定施設・外部サービス利用型特定施設
・短期入所生活介護事業所（末期の悪性腫瘍患者）
・認知症対応型共同生活介護事業所（認知症高齢者グループホーム）
・小規模多機能型居宅介護事業所、複合型サービス事業所（宿泊サービズ時のみ）
・上記以外の社会福祉施設、障害者施設など
訪問診療と往診の違い
◎訪問診療：定期的・計画的に予定された日に在宅で診療を行い、疾病、傷病の管理を行うこといます。原則として、平日の日中に行います。
◎往診：患者・家族の求めに応じ、診療を行うことです。平日の緊急時、夜間は原則として往診で対応します。
2. 定期訪問診療のすすめ方について
訪問診療を開始する前に、原則として全ての患者・家族に訪問診療開始前に、訪問診療について説明し同意を得てから開始となります。（本人が、意思決定が明確に行えない場合は、代理人（家族等）が同意・署名頂きます）。患者の状態や状況により、計画的な訪問診療を計画します。（具体的には、症状が安定している方は2週間に1回程度、症状に応じ、1週間に3回を限度としますが、末期悪性腫瘍や難病等の患者は制限がありません）。訪問日、訪問時間については、別途・適宜説明します。また、日時が変更になる場合もありますので、ご了承ください（その場合は、必ず連絡を行います）
3. 容態変化時の相談と臨時の往診及び24時間対応について
容態が変化した時は、随時相談にのります。
連携する訪問看護ステーションまたは、当クリニック担当者への連絡が可能です。
また、緊急時に入院を希望する医療機関（病院等）を確認し、随時対応します。